FIELD NOTE 05 / 撮影・ロケ

道路での撮影・ロケに道路使用許可は必要?

道路での撮影は、場所・方法・通行への影響により道路使用許可が必要になる場合があります。撮影地の管轄警察署に、スタッフ・機材の配置と撮影計画を伝えて確認するところから始めましょう。

映像・写真の制作会社、ロケ担当者、企業の広報担当者へ。全国の確認の考え方と、東京都の申請例を紹介します。

撮影・ロケの手続きを相談

1. 撮影なら必ず必要? 判断は場所と方法から

道路でのロケーション等は、都道府県の規則で道路使用許可の対象となる行為が定められています。東京都では、一般交通に著しい影響を及ぼすロケーション・撮影会等が対象として案内されています。全国共通の人数・撮影時間だけで要否を決めることはできません。

三脚を置く、出演者やスタッフが集まる、歩行者の流れを変える予定などを、具体的に伝えて確認してください。私道でも一般の交通に使われる場所は道路交通法上の道路に含まれることがあり、所有者の承諾だけで判断しないことが必要です。

2. 企画書・地図・配置図に、何をまとめる?

東京都の撮影の申請例では、企画書、現場案内図、道路使用状況図などが案内されています。東京ロケーションボックスでは台本の抜粋等も準備資料に挙げています。正式に必要な書式と添付資料は、撮影内容を伝えて申請先に確認してください。

初回相談は完成した図面がなくても始められます。相談用のメモと、正式申請に使う資料は区別して準備します。

企画・撮影内容
作品や企画の概要、撮る場面、出演者とスタッフの人数。台本や絵コンテがあれば、道路を使う場面を特定します。
撮影場所
住所だけでなく、使う歩道・車道の範囲、近くの交差点や建物の出入口を地図と現場写真で共有します。
配置と通行
カメラ・三脚・照明・ケーブル・人の配置、車両の位置、歩行者が通る場所と誘導の計画を整理します。
日程
撮影日と予備日、撮影時間、設営・撤去の時間を分けて記載します。未確定の箇所も明示します。

3. ロケ日を決める前後で、準備を分ける

資料の準備や事前相談に使う期間と、申請後の審査期間は別です。「撮影の何日前なら必ず間に合う」という全国共通の約束はできません。希望日と予備日を早めに伝え、日程変更が可能かも確認しておきましょう。

  1. 候補地を決める

    撮影範囲と方法を整理し、管轄警察署や施設管理者などの確認先を特定します。

  2. 計画を相談する

    交通への影響や機材配置を伝え、必要な手続き・資料・日程の見通しを確認します。

  3. 書類を準備・申請する

    確認結果を計画に反映し、資料の作成・提出・追加確認に対応します。

  4. 許可条件を共有する

    許可が必要な場合は取得と条件を確認し、現場責任者・スタッフへ使用範囲や時間を共有します。

4. 道路使用許可だけでは決まらないこと

施設の撮影承諾
施設内の撮影は管理者の条件も確認します。隣接する道路まで機材や人が出る場合は、その範囲の手続きも別に整理します。
ロケ車両の駐車
道路使用許可を得たことだけで、車両を自由に駐停車できるわけではありません。搬入場所と待機・駐車場所を分け、必要な確認を行います。
通行・照明の安全
歩行者の通路、撮影を見に来る人への対応、運転者への照明の影響を検討します。交通規制は、現場の判断だけで始めず管轄警察署と確認します。

5. 相談フォームに書ける、撮影計画のメモ

以下の項目を、分かる範囲で相談内容に記載してください。まだ決まっていない部分は「未定」で構いません。フォームに資料添付はなく、図面等の受け渡し方法は受付後にご案内します。

  • 場所:都道府県・市区町村・住所、道路のどの部分を使うか
  • 内容:撮影する場面、人数、予定する機材と車両
  • 日程:希望日・予備日、設営から撤去までの時間
  • 通行:歩行者や車両への影響と、現在考えている対応
  • 準備状況:企画書・地図・配置図の有無、既に相談した窓口
  • 依頼したいこと:確認先の整理、書類・図面作成、提出・補正など

申請支援を頼むときは、範囲と費用を確認

窓口で撮影場所・内容・希望日をお聞きし、担当候補の行政書士が対応可否を確認します。受任できる場合は、事前確認、書類作成、提出・補正など、どこまで任せたいかをもとに見積りと契約の範囲を整理します。

費用は行政書士報酬と申請先の手数料・必要な実費を分けて確認します。ロケ地の使用料、撮影スタッフ、警備、機材の手配等は別の項目です。相談の送信だけで契約や料金は発生せず、有料の調査等は着手前に範囲と費用をご案内します。

馬・自然を生かした撮影を検討する方へ

GOCOO HORSE VILLAGEは、東京都西多摩郡にある乗馬施設です。公式サイトでは、馬や自然を生かした撮影プランを案内しています。ロケ地の候補を探す際の参考として、撮影できる内容・場所・条件は施設へ直接確認してください。

施設から撮影の承諾を得ることと、公道を使うための手続きは別です。周辺の道路にスタッフ・機材・車両を配置する予定がある場合は、その範囲も含めて必要な確認先を整理しましょう。

QUESTIONS

よくある質問

Q.手持ちカメラや少人数なら許可は不要ですか?

機材の種類や人数だけでは断定できません。場所、撮影の方法、通行への影響を伝え、その地域の対象行為に当たるか管轄警察署に確認してください。

Q.撮影が来週でも相談できますか?

希望日と準備状況をお知らせください。対応可否は個別に確認します。相談受付は、その日までの受任や許可取得を約束するものではありません。

Q.ロケ地から撮影の承諾を得れば、道路の手続きも済みますか?

施設管理者の承諾と、道路を使う行為の確認は別です。スタッフや機材が道路に出る範囲も計画に含めて、必要な確認先を整理してください。

情報の根拠と、適用範囲

以下の公式情報を2026/09/23に確認した制度情報です。個別の要否・要件・申請方針は、担当行政書士が実際の対象地域の関係窓口と確認します。

情報確認は、専門家による監修を意味しません。

START WITH YOUR WORK

許可の名前より、やりたい作業を。

場所・作業・日程。まだ分からないことがあっても、そこから整理できます。

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